EatSmartシステム部ブログ

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クスパレシピページの有効インデックス数低下について

クスパでは、料理教室の先生が投稿するレシピを掲載していますが、8月下旬辺りからGoogle Search ConsoleのAMP/レシピの有効インデックス数が低下して、本日迄に行った施策を記載したいと思います。

cookingschool.jp

最初に確認したこと

有効インデックス数が低下した原因を調査するに辺り、最初に確認したこととして、AMPページが正しく認識されているかを確認する為に、Google AMPテストを実施しました。

AMPテスト search.google.com

AMPテストでは正常に認識されている事が確認できたので、次に「URLの正規化」が正しく行われているかを改めて確認しました。
クスパの場合、正規(PC)ページ+モバイルページ+AMPページを別のURLで構成している為、以下の様な正規化を行っていました。 f:id:eatsmart:20190918143608j:plain

「URLの正規化」についても特に問題なかったので、次に、構造化データが正しく認識されているかを確認する為にGoogle構造化データテストツールを実施しました。

search.google.com

いずれも、インデックス数低下前と変わらず問題ありませんでした。

モバイルファーストインデック(MFI)

Search Consoleでインデックス数低下の原因を色々調査していたところ、9/1からモバイルファーストインデック(MFI)に切り替わっていることが判明しました。
※MFの移行確認ですが、Search Consoleにアクセスした際にポップアップが出ますので、それで確認できます。その他の確認方法として、Search Consoleの「設定」ページ等でも確認可能です。

www.suzukikenichi.com

MFI対策

「URL正規化」の見直し

MFI対策としてまず対応したこととして、「URLの正規化」の見直しを行いました。具体的には、モバイルページからAMPページへamphtmlを追加しました。 f:id:eatsmart:20190918144331j:plain

その後、1週間程度経過したらAMPの有効インデックス数がほぼ低下前迄回復しました。

構造化データの見直し

クスパでは構造化データにMicroformats(hrecipe)を採用していますが、元々正規(PC)ページには構造化データが設定していましたが、モバイルページにも設定を行いました。

Microformats(hrecipe) microformats.org

その後、3日程度経過したらレシピの有効インデックス数も回復しました。

結論

今回の原因ですが、URLの正規化や構造化データがモバイルページに設定されていない事で正しく認識されずにインデックス数が低下しました。
まだMFIに切り替わっていないサイトについては、事前のMFI対策が必要と思われますので参考にしてみて下さい。