クスパUI改修におけるトラフィックの影響について
今回は、クスパでエリア(地域)毎の料理教室情報を扱うスマートフォンページ(以降エリアページ)のUI改修におけるトラフィックの影響について記載します。
エリアページの構成
エリアページ構成は下記の通りです。
UI改修する目的
東京のエリアページ等は、地域の絞り込み項目が多く、リストが長いと下部のエリアコンテンツ領域に到達しずらい点を改修する目的で、地域 or 習いたいことの絞り込みリストをアコーディオン化することにしました。
UI改修前
1回目の改修
1回目のUI改修では、エリアコンテンツ領域をファーストビューに表示して認知されやすい様にする為、地域/習いたいことの絞り込みリストをアコーディオンで全て閉じてみまた。
その結果、改修前に比べ、直帰率/離脱率(特に直帰率)が悪化しました。
1回目のUI改修
2回目の改修
1回目のUI改修で直帰率/離脱率が悪化した原因として
リストが全て閉じていると、地域/習いたいことの絞り込みリストの存在を認識されにくい
アコーディオンのUI自体が分かりずらい
との推測から、リストを一部表示するアコーディオンを採用してみました。
2回目のUI改修
UI改修を戻す
2回目のUI改修で離脱率は改修しましたが、直帰率がUI改修前に比べて思ったより回復しませんでした。
その原因として
エリアアコーディオンのタップ数(「開く」ボタン)が増えてるため、目的の絞り込みリストにたどり着く前に直帰している可能性がある
ランディングしてきたユーザは絞り込みリストが全部出ているほうがより認知されやすい
との推測から、アコーディンを廃止してUI改修前に戻してみました。
結論
アコーディンを廃止してUI改修前に戻した事で、離脱率/直帰率伴にほぼ改修前に戻りました。
結論としては、エリアページにランディングもしくは回遊してくるユーザーは、ページ下部のコンテンツを参照するよりも、「地域」もしくは「習いたいこと」で絞り込む挙動が最も求められており、その為にはアコーディン化するよりはリストを全て表示することが最適であるという結論に至りました。
今回のUI改修では、目的の効果は得られませんでしたが、何回かUI改修したことで改めてエリアページのユーザーのニーズを把握する事ができました。