井桁と嬰記号
もぐナビの投稿について話をしていた時に、意外とハッシュ(#)とシャープ(♯)の違いに気づいていない人が多かったので記事にしてみました。
ことの起こり
先日、もぐナビニュースの記事コンテンツにコメントできるように機能追加をしました。 コメント内でハッシュタグを使うと自動的にリンクになるように実装しているのですが、ある人から「ハッシュタグのリンクが機能していないよ」と言われました。
ぱっとみた所でハッシュタグに違和感を感じ、よく見てみるとハッシュタグではなくシャープ記号(♯)でした。 どうやらスマフォでハッシュを入力する時に「しゃーぷ」と打って変換していたようで、その時は「これって長州のハッシュドタグと変わらないレベルですよね」と話をしていました。
少しづつですが親切な人達に教えてもらいながらTwitterの機能を勉強してます☀️
— 長州力 (@rikichannel1203) March 12, 2020
まずはハッシュドタグ☺️
井長州力
この後、笑い話のつもりでシステム部のメンバーに話をしたところ、「ほんとだ!違う!」という声が上がり、知らない人も結構いるんだなあと思った次第です。
PCで作業をしていると、ハッシュは自然とShift+3で入力してしまうので、改めてシャープの存在に気が付いたという所でしょうか。
シャープ記号
学生の頃はコンピューターは使っていなかったので、この形の記号は当然のように楽譜のシャープ(嬰記号と呼ぶらしい)だと捉えていたと思います。 シャープ記号は五線譜の横線と重ならないように、横線が斜めになっているそうです。
ちなみにシャープはハッシュと似ていますが、ダブルシャープ(𝄪)という掛け算記号(×)に似ている記号もあるようです。
ハッシュ記号
ハッシュは、番号を意味する記号で、元は重さのポンド(lb)に横棒を引いたものが崩れて#になったそうです。おじさんの間では、井桁と呼ばれていると思います。
No.のように数字の並びの頭につけたり、数字のフォーマットの桁の意味で使ったりしていると思います。 また、多くの言語のコメント記号として使用されたり、C言語のディレクティブに使われています。
通常のキーボードからの入力では、当然のようにハッシュ記号を入力するので、シャープと言いながらハッシュを入力していると思います。 天下のマイクロソフトも、C#のことを「シーシャープ」と読んでいるので、混在甚だしいですが、ことあるごとに「ハッシュ」「ハッシュ」と呼ぶようにすると、少し通っぽく見えるかもしれませんね。