LINE@のサービス統合について
既にご存知の方も多いかと思いますが、LINEは2019年4月18日に法人向けアカウントサービス「LINE@」を「LINE公式アカウント」に統合しました。今回はその辺りについてまとめてみたいと思います。
統合の概要
2019年4月18日で「LINE@」は「LINE公式アカウント」に統合され、2019年4月18日以降LINE@アカウントを新規に作成出来なくなりました。
また、LINE DevelopersコンソールでMessaging APIのチャネルを作成すると、LINE@アカウントではなくLINE公式アカウントが作成されます。
尚、LINE@のPC管理画面「LINE@マネージャー」も、「LINE Official Account Manager」にリニューアルされました。
統合による変更点
LINE Developer Trialプラン廃止
開発者向けコンソールLINE Developerで、Trial用に存在していたLINE Developer Trialプランは友だち数が最大で50人という制限がありましたが、Trialプラン自体が廃止され新プランでは無制限となりました。
また、LINE@のときは有料のプランでなければ利用できなかったMessaging APIを無料で利用できる様になりました。
尚、LINE Developer Trialでは有料プランへの切り替えが行えませんでしたが、LINE公式アカウントは変更可能となりました。
engineering.linecorp.com
料金プラン
課金モデルが配信通数に応じた従量課金型へと変更されました。
また、フリープランでもMessaging APIにて、毎月1,000通まで無料でプッシュメッセージを送信できる様になりました。
LINE@からの移行
「LINE@」を利用している方は、2019年4月18日~5月(中)下旬にかけて移行の案内が開始されます。
また、5月(中)下旬から、各利用者にて移行が可能となります。
最終的に、2019年8月19日からLINE側で強制移行されます。
尚、LINE@アカウントを有料で利用されていた方は、移行時に無料or有料プランを選択できるそうです。
検証
今回は、フリープランで新規にLINE公式アカウントの開設~アプリとLINEのログイン連携までを検証してみましたが、概ね問題なく動作することが出来ました。簡単ですが、手順を記載します
1)LINE Developersのアカウント開設
2)LINEログイン用チャンネル作成
3)アプリにLINEログインの組み込み
最後に
今回、LINE公式アカウントを利用してみた印象としては、料金プランや各種サービスなどがシンプルになり、且つLINE DeveloperについてはTrialプランが廃止されたことで、よりフレキシブルに利用できるようになったのではと思いました。