Javaの開発環境を構築する(Windows編)
イートスマートの新人エンジニアが、今回はJavaの開発環境の構築について、業務を通して行ったので 流れを簡単に振り返ってみたいと思います。以下の書籍を参考にしました。
- 作者: 中山清喬,国本大悟
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2014/08/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Javaで開発するために必要なもの
❶JDK
JDK とは、Javaのアプリケーション開発に必要なソフトウェアのキット(コンパイラ、デバッガなどが揃っている)です。現在は、Oracleがより多くの開発者に使ってもらうためにJDKの配布、アップデートを繰り返してしています。JDKと対比されるJREは、Javaの実行環境のみであり、簡単に言うとJDK=Javaの開発、JRE=Javaの実行のイメージになります。
❷Eclipse
Javaの開発に必要な統合開発環境(エディタ、コンパイラ、インタプリタが揃ったもの)になります。Eclipseは、エディタで行われるような文字のカラーリング、キー入力の予測変換、デバッグの支援など多様な機能が搭載されています。Java以外のRubyやPythonといったプログラミング言語にも用いることができます。
今回の環境について
・Windows 10 (64bit版)
JDKの導入
JDKのダウンロード元:https://www.oracle.com/technetwork/java/index.html
上記のURLより、JDKをダウンロードします。ダウンロードページにて、Java SE8u~(アップデートのタイミングによって~は異なります。)と書かれたものを選択します。ライセンス契約に同意し、今回であれば環境がWindows64bit版なので、Windows x64と書かれたものを選択します。ダウンロード実行後、セットアップに移ります。
JDKのセットアップ
こちらは、画面の案内に従って進行していきます。注意点として、JDKのインストール先を覚えておく必要があります。
例) C:¥Program Files¥Java¥jdk1.8.0_181
ここまでは、指示通りに進めば問題がないかと思います。
設定で躓いたのが、環境変数の設定になります。
コントロールパネル>システム>システムのプロパティ>環境変数から以下のように設定をします。
<ユーザー環境変数>
変数名: JAVA_HOME
変数値: C:\Program Files (x64)\Java\jdk1.8.0_181
JAVA_HOMEの環境変数が既に<システム環境変数>の方にある場合には、そちらが優先して
読まれる場合があるので、参照元を確認し不要であれば削除します。
コマンドプロンプトで設定する場合には、
一旦閉じて、設定を反映させます。
再び、コマンドプロンプトを開き以下のコマンドが通れば
設定完了になります。
C:\Users\eatsmart>java -version
結果:java version "1.8.0_181"
C:\Users\eatsmart>javac -version
結果:javac 1.8.0_181
Eclipseの導入
続いて、Eclipseを導入していきます。今回、Eclipseに拡張機能を追加し、日本語化を行ったパッケージであるPleiadesをダウンロードして行いました。Pleiadesには、Eclipse本体に加えて、日本語化のプラグイン、JRE(Java実行環境)、その他便利なプラグインが含まれています。
Pleiadesのダウンロード:http://mergedoc.osdn.jp/
Eclipseの起動について
上記URLよりダウンロードしたzipファイルを開き、eclipseと書かれたフォルダの中のeclipse.exeを開きます。
ワークスペースのディレクトリがデフォルトで設定されているので、そのまま「OK」を押せばEclipseが立ち上がります。上記の流れでJavaの開発環境が整いました。
画面のカスタマイズなどもできますので、普段使っているエディタのように文字のカラーや背景色の設定を自由にできます。
参考URL: http://hatehate-masaki.hatenablog.com/entry/2017/01/18/235633
番外編~VSCodeを使ったJavaの環境構築
最近になって、VSCodeのJavaサポートが充実してきているようなので、Mac環境にてVSCodeを使って環境を構築してみました。
以下、参考にした記事になります。
簡単に流れをざっとご紹介しましたが、快適なJavaライフを送るために参考になればと思います。