Spamhausにブラックリスト登録された場合の対処について
今回は、自社のSMTPサーバーがブラックリスト登録された場合の対処方法についてまとめてみました。
ブラックリストとは
ブラックリストとは、DNSBL(Domain Name System Black List)と呼ばれ、こちらに登録されると各メールサービス(outlook等)から受信拒否扱いされます。
また、DNSBLを取り扱うブラックリスト団体として「Spamhaus」が最も有名で、今回はSpamhausを例に挙げて解説していきます。
Spamhausでのブラックリスト登録確認について
Spamhausでブラックリストされたかを確認するには、下記ページよりIPアドレス or ドメイン名を入力することで確認が行えます。
Spamhausでのブラックリスト登録の解除について
ブラックリスト登録されてた場合、上記確認フォームで「Listed」と表示されますので以下の手順で解除申請が行えます。
表示されているドメインをクリック
SBL/XBL/PBLのいずれかの Removal formが表示されますのでクリック
表示された解除フォームにて「メールアドレス」と確認のための「表示されている番号」を入力して「Remove」をクリック
※通常30分程度で解除されます
ブラックリスト登録されない為の対策について
そもそもブラックリスト登録されない為の対策についてまとめてみました。
原因1 無効なメールアドレスに何度も送信を繰り返す
長期に渡りサービス運営していると、どうしもて非アクティブなユーザーが発生し、そのユーザーが所有していたメールアドレスが無効なアドレスとなることがあります。
その無効なアドレスに対して、何度も送信を繰り返すとブラックリスト登録される原因となります。
対策
メールアドレスのクレンジングを定期的に実施する
sendmail/postfix等自社でメールサーバーを運営してる場合、SMTPサーバーのログからエラーリストを作成し
- システムで自動送信等を行わない
- メルマガ等一斉送信の対象者から除外する
等の対策が必要です。
原因2 スパムトラップにメール送信する
スパムトラップとは、ブラックリスト団体等があらかじめ用意したスパムトラップ用メールに送信すると、ブラックリスト登録される仕組みです。
また、スパムトラップ用メールは、過去に使用されていたメールアドレスから長い間(1年かそれ以上)使われていないものが、再利用されています。
対策
原因1の対策同様に無効なメールアドレスのクレンジングを行う必要があります。
原因3 大量のメールを特定IPアドレスから短期間で一斉送信する
会員向けのメルマガ配信等で、自社SMTPサーバーの特定IPアドレスから大量にメール配信するとがあるかと思いますが、その場合ブラックリスト登録される可能性がある為、以下の対策が必要です。
対策
上記以外にもさまざまな原因が考えられますが、メールサーバーを運用されている方は、いずれにしてもメールアドレスのクレンジングは重要と思われますので定期的に実施することをオススメします。