2019年を振り返って
もうすぐ2019年も終わりになりますが、システム部の2019年を振り返ってみたいと思います。
サービス面での振り返り
弊社のサービス的には、時系列で振り返ると
- 1月〜3月 クスパ 先生向け有料サービスの改善
- 4月〜7月 もぐナビスマフォ版UI改修
- 8月 クスパ 稼働サーバー移設
- 9月〜12月 クスパ レッスン決済サービス開発(年明けリリース!)
のようなことを実施してきました。
ブログ記事を振り返ってみても、ところどころ、これらに絡んだ記事が投稿されていたなあと思いました。
内容的な振り返り
投稿を振り返って印象的だったものを挙げます。
React
もぐナビのUI改修でReactを使用したのですが、随所で新しいものを使うのは各自の判断でちょこちょことあったのですが、まとまった形での実装技術の採用は久しぶりだったと思います。
今までのなんとなくウォッチはしていたのですが、Redux含め内容や構造をきちんと理解して使えるようになるまでは、少し慣れが必要でした。ただ、慣れてくると、確かにちょっと凝ったUIの実装が簡単にできて、便利でした。まあ、イベントドリブンで裏にロジックを書くところが、昔々やったVisualBasicを思い出す感じでしたけど!
インフラ周り
今年もサーバーの移設やら再構成やらで、dockerコンテナ関連のインフラを色々と扱いました。
オーバーレイネットワーク
弊社のサービスでは、ひとつのdocker基盤の中に複数のサービスを動作させているのですが、環境を分離するために、サービスごとにオーバーレイネットワークを作成してネットワークを仮想的に切り離しています。
もともと基盤を構築する時に、コンテナのオーケストレーションツールとしてswarmを使う計画で、オーバーレイネットワークもswarmで構築しました。ただ、デプロイ時のローリングアップデートでの諸問題やswarm自体の安定性に不安があったため、オーバーレイネットワークの基盤としてのみswarmを使っていました。
今年、クスパ 稼働サーバー移設でインフラの見直しをした際に、オーバーレイネットワークもswarmではなくKVSを使ったものに置き換えようと検討して、etcdを使ったオーバーレイネットワークをテストしました。ただ、残念ながらetcdでのオーバーレイネットワークも安定性に不安がある結果となったため、現在もswarmでのオーバーレイネットワークを使用しています。
コンテナ技術について
弊社のサービスは、基本的にJavaを使っています。インフラをdockerに移行した時に、tomcatベースのコンテナやspring-bootを使ってwebサービスを作っていました。その後にJavaを稼働させるコンテナで新しい種類のものが出てきたので、micronautやJibなどを色々と使ってみました。
サーバー移設
ここ最近は、年に1回くらいiDCをまたいでのサーバー移設の作業を行なっているので、サービスは違えど手順はだいぶ確立されてきました。今年はクスパ のサービスを手慣れた手順で移設しました。
Google CoreUpdate
毎年、年に数回はGoogleの変動は発生してきたのですが、昨年までは明らかに悪いSEOをしているコンテンツが落とされている印象でした。今年はGoogle自身がCoreUpdateと銘打って数回の変動を実施しましたが、良い影響も悪い影響もありました。
Googleとしては、ただキーワードの結果を表示するのではなく、ユーザーの検索意図に踏み込んで結果を表示するとのことで、その結果としてうちのサイトが合っていたり合っていなかったりしているんだろうなとは思いますが、以前内容が薄くて落とされた(と思われる)サイトがうちのサイトより上に表示されるようになっていると、少し複雑な気持ちにはなります。(けしてGoogle様に逆らう意図ではありません)
その他
ブログの継続
週1で記事を投稿しようと決めて運用していて、たまに投稿できない週もありましたが、概ね毎週続けられたことがとても嬉しかったです。
ひとりの努力の結果ではないので、個人的な達成感という訳では無いですが、決めたことを続けていって積み重ねるのはチームでも個人でも意識の賜物だと思います。今後は、より情報の質も意識して配信していきたいです。
新人の成長
で、ブログを振り返ってみた時に、新人が書いていた記事が、初めの頃はJavaやSQLの基礎中の基礎的な内容だったのが、色々と業務をこなせる所まで少しづつですが成長していることを感じました。とは言え、エンジニアとしてはまだまだ知らないといけないことだらけなんですが、こうやって振り返って歩みが見えるのも良いことだと思いました。
以上、まとまりのない投稿となりますが、これを今年のまとめとしたいと思います。