Talend API Testerを使ってみる
今回は、API開発やテストなどに使える便利なツールTalend API Testerをご紹介します。 ※最近、プロダクト名の変更があったようなので調べる際には、Talend API Testerに変えて Restlet Clientでも情報が多くヒットします。
Talend API Testerについて
詳細については、以下に譲りますがブラウザベースで、APIの結果を確認できるChromeの拡張機能です。 基本的には、リクエストしたURLに対するAPIの返却結果の確認や渡すパラメーターの正当性を確認する テストなどに使えるかと思います。 Talend API Tester概要
ツールの導入に関して
https://chrome.google.com/webstore/detail/talend-api-tester-free-ed/aejoelaoggembcahagimdiliamlcdmfm/reviews?hl=ja&utm_source 上記サイトから、Googleアカウントにログイン状態で「Chromeに追加」を選択し、「拡張機能を追加」で TalendAPI Tester(無償版)が利用できるようになります。 Chromeのメニューバーからアプリの利用ができます。
POSTメソッドを試す
弊社で提供しているサービスカロリーチェックAPIを用いて、 まずはPOSTでのリクエストで、食品に関するカロリーデータを取得してみます。 APIの仕様上、まずは認証キーを取得する必要があるため、POSTメソッドで認証キーを取りに行きます。 画面に「METHOD」と書かれたタブをPOSTにし、URL入力覧にリクエストするためのURLを入れます。 パラメーターとして、siteId(コンテンツ利用に必要なID)とpasswordが必要になるため、「QUERY PARAMETERS」の欄で 参考画像のようにパラメータをセットします。
セット完了後、「send」を押すとレスポンスが確認ができます。
authkeyが取得できているのが確認できます。 また、ステータス0は「正常」を指すので正しくリクエストしていることになります。
GETメソッドを試す
前項で得られたauthKeyを利用し、六花亭のマルセイバターサンドの食品データを取得していきます。 次は、GETメソッドでリクエストするので、「METHOD」をGETにします。例にならって、「QUERY PARAMETERS」でパラメーターをセットします。authKeyに加えて、今度は食品に割り当てられたfoodCodeも追加し、リクエストを送信します。
200OKとともに、食品名、カテゴリー名、店舗名などが返却されているのが確認できます。
また、フリーワードでAPIに対してリクエストした場合、freeword(ピスタチオで検索)に加えて、offset,limitをパラメーターで 渡すことで以下のような結果が確認できます。
その他便利な機能
よく使うリクエストを保存して、次回使う際に呼び出すことができるSave機能があります。 右上の「Save as」を選択し、プロジェクト(例:カロリーチェック)を作成し、そのプロジェクト内に 使用したリクエストを保存しておくだけです。左のメニューにプロジェクト及びリクエスト名が確認 できるので、そちらからデフォルトでURL、パラメーターが予め設定されたものが利用できるようになります。 返却結果をCSVファイルとしてエクスポートすることもできます。
まとめ
以上となりますが、ブラウザからAPIをたたき、テスト結果を簡単に確認できるので、IDEなどを立ち上げる必要がない分、 便利に感じると思います。特定の開発環境を構築する必要もないので、例えばAPIの返却結果を他人と共有して見たいなど 開発に限定しないシーンでも広く使えるのではないでしょうか。