EatSmartシステム部ブログ

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仮想環境上でrailsを動かすまでの流れ

 今回は、イートスマート1年目エンジニアが仮想環境を構築後、railsを起動するまでの一連の流れをざっとみていきたいと思います。※VirtualBox及びCentOS7の各種設定については、割愛させて頂きます。

環境について

Windows 10
VirtualBox 5.2
・CentOS7
Ruby 2.5.0
Rails 5.2.0

パッケージのアップデート及びgitのインストールなど

sudo yum update
sudo yum install -y git
sudo yum install -y bzip2 gcc openssl-devel readline-devel zlib-devel

rbenv(rubyのバージョン管理に必要)及びruby-build(rubyのインストールに必要)の設定

git clone https://github.com/rbenv/rbenv.git ~/.rbenv
git clone git://github.com/sstephenson/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build
上記のクローン後、~/.bash_profileなどにPATHの設定をして反映させる。うまくパスが通ると rvenb -v でバージョンの確認ができます。

事前の準備を終えた後、Ruby,Railsをそれぞれインストールしていきます。

Rubyのインストール

rvenb install -l インストール可能なrubyの一覧が確認できる
rvenb install 2.5.0 開発に必要なrubyのバージョンを入れる
rvenb global 2.5.0 システム上で使いたいrubyのバージョンを指定
ruby -v rubyのバージョン確認ができるようになる
which ruby 適宜パスが問題ないか確認

Railsのインストール

gem update --system Rubygem本体のアップデート
gem install --no-ri --no-rdoc rails ドキュメントを不要にするオプションをつけることでgemのインストールが早くなる
gem install -v 5.2.0 rails バージョン指定してインストール
rbenv rehash ~/.rbenv/shims/以下にコマンドを置いて、変更を反映させる

ざっくりではありますが、以上が大まかな流れになります!

rails sが成功するまで、いくつか難所がありますが基本❶ターミナルのエラー通りに試しパッケージなどで足りないものがあれば補っていき❷Google検索で先人達がハマった症例を参考に進めていけばゴールにたどり着けるはずです。

最後に自分がハマったポイント

bundle installで、gem一式をインストールすればほぼ設定完了なのですが、よくあるハマりポイントとして、rmagick(ruby上での画像処理に必要なライブラリ)とimagemagickのバージョンの対応が合わないと、rmagickがインストールできないことがあります。 以下の記事が代表的なケースの処方箋になります。

しかし、私のケースではそもそもimagemagickが入ってなかったことで、rmagickのインストールができないということが問題にハマりました。結局、yumからimagemagick及びそれに関連するライブラリを入れ解決。rmagickの利用には、imagemagickが必要になるので、同じような問題に当たった時にはその周辺の設定を疑っていくことで解決が早くなるかと思います。
参考:ImageMagick - Wikipedia
※おじい様の魔法使いのアイコンが素敵です。