EatSmartシステム部ブログ

ウェブサイトの開発や運営に関する情報です。

FacebookAPIのpublish_actions廃止について

2018年4月24日にセキュリティ向上の目的でFacebookから発表があった、 "New Facebook Platform Product Changes and Policy Updates" の「publish_actions」廃止について簡単にまとめてみました。

developers.facebook.com

「publish_actions」とは

ユーザーに代わって、アプリがFacebookAPI経由でタイムラインに投稿する際に「publish_actions」という権限が必要でした。
また、アプリで「publish_actions」の権限を取得するには、Facebookの審査を通す必要がありました。
※FacebookAPI Ver1.0の時代は「publish_actions」の取得に関して審査不要でしたが、Ver2.0から審査が必要となりました。

Facebookが「publish_actions」を廃止にした経緯

レイバンスパム」の様な、Facebook経由でのスパム対策の強化になります。

「publish_actions」廃止による影響

4月24日時点で「publish_actions」は廃止(審査にも提出できない)となっており、既にpublish_actions取得しているアプリに関しては、8/1まで使用可能でした。
また、引き続きアプリ経由でユーザーのタイムラインに投稿する場合、Facebookが提供しているシェアダイアログに実装を替える必要があります。

アプリへの影響

自分携わっているアプリは、元々FacebookAPI経由でタイムライン投稿していましたが、Ver2.0(2014年)で審査が必要になった時点でシェアダイアログに切り替えを行っていたので、タイムライン投稿に関する改修は、今回は行いませんでした。
また、「Facebook Login」のスコープに「publish_actions」の権限が残っていた為、設定を削除しました。


今回の「publish_actions」の廃止は、インパクトが大きい割りに(3ヵ月強の)短期で仕様変更された為、移行に苦労されている方も多いと思われますが、少しでも参考になれば幸いです。